
私たち近江化成工業の開発は、単に設計図をもとに製品を形にする「作業」ではありません。
お客様の要望を迅速に形にし、実際の使い心地を検証しながら改良を重ねていく――。その過程そのものを大切にする「つくりながら考える」姿勢が、当社の開発体制の特長です。
試作から量産までを加速させる仕組み
OEM開発において課題となるのは、仕様確定までのスピードです。図面を完璧に仕上げることに時間をかけすぎると、市場投入が遅れ、商機を逃してしまいます。
当社では簡易金型を活用し、まず試作を行うことで課題や改善点を早期に共有。開発担当者と現場技術者が直接対話を重ねながら、その場で形状や仕様を修正していきます。
「この高さのほうが快適だ」「素材の硬さを少し調整したい」といった具体的な声を即時に反映できることが、スピーディな開発を可能にしています。試作とフィードバックのサイクルを高速で回すことで、量産化までのリードタイムを大幅に短縮します。


市場と現場の声を活かす仕組み
当社の開発は、社内の技術者や設計者の知見だけで進めるのではなく、営業担当者から寄せられる市場ニーズやOEM先のお客様の声もリアルタイムで反映できる体制を整えています。
さらに、自社で運営するEC事業を通じてエンドユーザーのレビューを直接収集。「ヘタリが想像以上に早かった」「カバーの素材感をもっと柔らかくしてほしい」といった声は、改良のための具体的なヒントになります。
市場の“生の声”を開発の現場へと即時に届けられることは、他のOEM委託にはない大きな強みです。
こうした仕組みによって、エンドユーザーの声 → 開発チームへのフィードバック → 製品改良・新商品へとつながるサイクルが常に回り続けています。

経験に裏打ちされた微調整力
数値やデータでは測りきれない快適性や触感の部分は、経験豊富な技術者の“勘どころ”を活かして微調整しています。
例えば「想定以上に柔らかさが気になる」「耐久性に改善の余地がある」といったフィードバックを受けた場合、単なる数値調整ではなく、素材の組み合わせや仕上げ方法を工夫することで、感覚的な満足度を高めています。
こうして、定量的な分析と定性的な経験値を両立させながら、品質とスピードの両面を追求しています。
新しい素材・形状にも挑戦
当社の強みのひとつには、‟挑戦” 未知の領域への柔軟な対応があります。
「この形は作れるか」「扱ったことのない素材を試せるか」といった相談にも積極的に取り組みます。試作の過程で失敗することもありますが、その挑戦の積み重ねが独自性のある高品質な製品を生み出す力となっています。OEM先にとっても、新たな可能性を広げるチャレンジの場として当社を活用いただけます。
伴走型の開発パートナーとして
近江化成工業の開発体制は、「つくりながら考え、対話しながら進化する」ことを軸としています。
スピーディな試作、市場と現場をつなぐリアルタイムなフィードバック、経験に基づく微調整力、そして新しい挑戦を恐れない姿勢。
これらを組み合わせることで、OEM先の製品開発をスピードと品質の両面から支えることができます。単なる製造委託先ではなく、ともに未来を形にしていく伴走型パートナー――それが、近江化成が選ばれる理由です。