導入背景・課題

近年、住宅建築や畳製造の現場では、畳床に求められる性能が変化しています。

従来のわら床や一般的なクッション畳では、
・湿気がこもりやすい
・長期使用による沈み込み
・重量がある
・衛生面の課題
といった問題がありました。

特に、介護対応住宅や高齢者向け住宅では、
・正座や着座時の負担軽減
・立ち上がりやすさ
・通気性の確保
・衛生性への配慮
が求められています。

こうした背景から、畳床内部の素材そのものを見直す動きがあり、三次元網状構造体「ブレスエアー®」を中材として活用する事例が生まれています。

採用の決め手

■ 面で支える構造設計(体圧分散)
正座時、体重は膝や足の甲に集中しやすく、局所的な圧迫が生じます。
ブレスエアー®は三次元網状構造により、荷重を一点で受けるのではなく、周囲へ分散しながら支える特性を持ちます。

畳床内部に適切な厚み・密度で組み込むことで、
・体重を一点に集中させにくい
・座面全体で支える構造設計
・底付き感の軽減
が可能になります。

■ 適度な反発力による姿勢安定
低反発素材では沈み込みが深くなりがちですが、ブレスエアー®は適度な反発力を持ちます。

そのため、
・沈み込みすぎない
・立ち上がりやすい
・正座姿勢を安定させやすい
といった特性があります。

高齢者住宅や介護用途の畳床として検討される理由の一つです。

■ 通気構造による湿気対策
従来のわら床は湿気を含みやすく、高気密住宅では内部の水分管理が課題となることがあります。
ブレスエアー®は吸水しにくく、空気層を確保しやすい構造体です。

畳床中材として活用することで、
・畳内部の湿気滞留を抑えやすい
・通気性を意識した畳床設計が可能
・衛生環境への配慮
といったメリットがあります。


単なる素材置き換えではなく、
「体感を設計する畳床」への転換が可能です。

導入実績・事例

【用途】
・住宅向け高機能畳
・介護用途畳


【導入目的】
・体圧分散設計の実現
・通気性向上
・軽量化
・耐久性改善


住宅建築分野において、機能性畳の内部材として活用されています。

成果・評価

採用事例では、
・正座時の圧迫感軽減
・通気性向上による蒸れ対策
・軽量化による施工性向上
・長期使用時の沈み込み抑制
といった評価が得られています。

また、

・「通気性のある畳床」という差別化提案が可能になった
・高齢者住宅向けの付加価値として訴求できた
という面でのメリットもあります。

ブレスエアー®は、マットレス用途に限らず、住宅建築向け畳床素材としての活用可能性を広げています。