2025年8月1日、山科精器さまの本社にて、合同発表会に臨みました。

これまで重ねてきた2回の交流会で生まれた多くの気づきを胸に、

「イキイキと働くとは?」

というテーマで、私たちがこれから何を目指し、どう行動していくのかを発表させていただく貴重な機会をいただきました。

「大きな船」と「小さな船」の新たな旅路


私たちは山科精器さまを、社員一丸となって進む「大きな船」、近江化成を「小さな船」と表現しました。


スマートに仕組み化され、活気にあふれ、社員の皆様が同じ方向を向いて進む「大きな船」に、私たちは憧れを抱きました。と同時に、この交流を通じて「小さな船」である近江化成が「良い会社」だと、改めて気づくことができました。


しかし、「良い会社」であることと「社員がイキイキと働く」ことの間には、まだ埋めるべきギャップがあるのではないか。この“もやもや”を解消したい、という想いが今回の発表の出発点でした。

「イキイキと働く」とは何かを掘り下げた結果、そこには「会社への貢献や成果が正当に評価され、フィードバックされること」が不可欠だという結論に至りました。

現在の評価制度が十分に機能しているとは言えず、「人の頑張り」だけで成り立っている部分があるのではないか。このままでは現場が疲弊してしまうかもしれない、という危機感から、私たちは新たな一歩を踏み出すことを決意しました。


4つの「気づきの火」を、みんなの「炎」へ

この気づきを得た4名のメンバーは、これを「気づきの火」と名付け、


「この火を絶やさず、さらに多くの仲間を巻き込んで(火を増やして)いこう」


と決意を表明しました。


一人では難しいことも、この4名が立ち上がったことで、きっと会社全体を動かす大きな力になると信じています。

そして驚くことに、山科精器さまの発表は、まさに私たちの発表に対する具体的な「アンサー」でした。私たちがより良い会社になるためのヒントが満載で、発表後には大きな刺激と学びを得ることができました。

発表後には、両社の社長から温かい講評をいただきました。また、この場に同席いただいた同友会の皆様からも、心に響くメッセージを頂戴しました。

ドラッカー的視点で語る「マーケティングとは」

第2部では、弊社の代表である小林が「ドラッカー的視点で語る『マーケティングとは』」というテーマで講演を行いました。


わずか15分という「無茶ぶり」で講演をお願いしましたが、弊社の小林はこれを「自身の挑戦」と快く引き受けてくれました。

その熱意は、準備段階から並々ならぬもので、当日は参加された皆様の心をがっちりと掴みました!

講演後、山科精器のご担当者さまからは「もっと知りたい、面白い、調べてみよう、また聴きたい、と社員から声があった」という大変光栄なご感想をいただきました。

ドラッカーのマーケティング論が、皆様の心に火をつけるきっかけになったことを、心から嬉しく思います。

また、講演を聴かれた皆さまが、日常の中で気軽に相談やアドバイスができる環境にいらっしゃるというお話も伺いました。このような素敵な社風の中で講演の機会をいただけたことに、改めて感謝申し上げます。


交流は「内」を知る絶好の機会

今回の発表会をもって、3回にわたる交流会は一旦区切りとなります。

しかし、私たちはこの活動を今後も継続していきたいと考えています。外部の視点に触れることで、自社のことをより深く知ることができる。まさに

「外に出ることで中を知る」

貴重な機会となりました。

半年後、1年後、この刺激が互いの成長の糧となっていることを願ってやみません。そしていつか、成長した姿を山科精器の皆さまにお見せできればと思います。

そしてこのご縁が、今後も続いていくことを願っています。


「人生を豊かにする理想的な働き方」へつながるように。




最後に、このような率直で赤裸々な発表をすることを許し、温かく見守ってくださった社長に、改めて感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。